歓迎の言葉
春の便りが次々と舞い込み、柔らかな春風に心華やぐこの佳き日。
ご入学を迎えられた新入生の皆さん、誠におめでとうございます。
本日の新しい出会いを嬉しく思うとともに、同じ志を持つ仲間として心から歓迎いたします。
今日の佳き日を迎えた皆さん、今どのようなお気持ちでしょうか。
これから始まる学校生活を前に、希望や期待に満ち溢れている反面、新しい環境に不安も持たれているのではないかと思います。
一年前、私たちも皆さんと同じように期待と不安の入り混じった気持ちで入学を迎えました。
しかしそんな気持ちは束の間、日々の授業や演習、そして一月にある実習に向けて学びを深めるうちに、一年間があっと言う間に過ぎて行きました。
今その一年間を振り返ると、近くには必ずクラスメイトや教務がおり、確実に一人では歩んで来れなかった一年だと実感しています。
看護はチームワークであり、決して24時間365日、ひとりで患者を看ることはできません。
この学校での学びの中には、きっとそういった看護のチームワーク性についての学びも深められると思います。
看護の学びは准看護学校に比べ、より専門性を高め、頭を悩ませることが多くなります。
しかし、着実にその学びによって、個別性のある根拠に基づいた看護の実現に繋がって行きます。
大変かと思いますが、皆と力を合わせて頑張っていってください。
今年は新型コロナウィルスの流行、夏にはオリンピックやパラリンピックの開催があります。
感染症は集団で集まることによって、容易に感染の拡大に繋がります。
また、世界の距離は、飛行機や船、SNSによって確実に近くなり、情報や感染は世界に広がりやすくなっています。
したがって、これから看護師となる私たちは自分を含めた患者を守る為、そういった新しい感染症に対し、正しい情報や知識によって予防していかなければなりません。
また、同時に、手段のもたらす力、グループダイナミクスについて、看護師の目を通して見ると更なる学びが得られると思います。
看護師の責任の一つに、継続的学習による能力の維持があります。
その学びのスタートをきる、これからの二年間が有意義なものとなるよう祈りつつ、歓迎の言葉とさせていただきます。
第24回生 森 のぞみ
在校生の声(24回生)
現在は座学の毎日で課題も多く大変な毎日ですが、自ら進学を希望し、看護師取得に向けて頑張っています。学習内容も准看護学生の時とは違い、学習量や内容も更に高度なものとなり、ついていくのにも精一杯ですが、進学できて良かったと思います。
進学することに迷いがある人は頑張って進学することを勧めたいです。
今年の4月から所沢看護専門学校に入学しました。
全日制の2年間の学校で、准看の時に比べると学校の時間が長く、アルバイトは土日の2日間のみで、平日は勉強しています。
授業で課題が出されることが多いため、平日の時間の使い方が一番大切だと思っています。半分近く所沢准看護学院から進学してくる人が多いですが、クラスにもすぐに馴染め、充実した学校生活を送っています。
毎日課題や演習が多くあり、准看護学校の頃と比べるとまた学ぶ内容が高度になっているのを感じます。ですが、また新たに学ぶことが多く一度学んだことなどがさらに深まって知識の幅が広がっていくことに楽しさも感じています。様々な学校行事や学校生活などで他の准看護学校から入学してきた友人とも楽しく過ごしています。
これから先、試験や実習でさらに多忙な日々を送ることになると思いますが、看護師を目指して精進していきたいと思います。
准看護過程と比べると、課題や必要な学習量が多く大変です。准看護過程で学んだことのさらに深く、細かいことを授業で学ぶため、准看では曖昧にしか理解できていなかったことを、しっかりと理解することが出来たりするので、とても大変ですが楽しい面もあります。自分の知識や技術のレベルアップを図るためにも進学することをおすすめします。
卒後、2年間、勤務し知識不足に苦しみました。手技・技術は繰り返し実施すればできるようになるが、“何で実施してるのか?”と問うことが多々ありました。今1つ1つ、疑問に思っていた根拠を少しずつ理解しつつあり、とても楽しいです。